2021年6月27日 巻頭言
私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです。
へブル人への手紙 4章15節
私たちは人生を歩むとき、頑張っても報われないという事があります。エリヤもまさに報われない経験をした人物です。
その経験をしたエリヤは人と自分を比べ、自暴自棄になります。しかし神様はパンと水を備えて下さり休息を与えます。エリヤは大きな奉仕を成し遂げた後だったので、肉体的にも疲れていました。神様はエリヤに一番必要なものを与えて下さったのです。神様は私たちの必要を私たち以上に知っていてくださり、神様の方法で必要を満たしてくださいます。
また神様はエリヤに問います。「エリヤよ、ここで何をしているのか」(9,14節)。 神様はエリヤが答えなくてもここにいる理由、またここで何をしているのかご存じです。それなのに問われました。神様は自分の現状と気持ちを神様の前で整理することを求めているのです。それは自分の理解を深めるということです。この問いに対するエリヤの答えは「なぜ自分はこんな目に遭うのですか神様!」という素直な答えでした。私たちは自分の気持ちを理解し、その気持ちを素直に祈ることが出来ます。神様はその祈りを否定せず、受け取って下さいます。
そして最後に神様はエリヤに慰めと、新しい使命を与えます。一人だと嘆いていたエリヤに七千人の仲間がいると語り、後継者を用意していると語ります。一人で努力し、何もかもしなくてはならないと思っていたエリヤにとってこの言葉は慰めでした。その慰めを得てエリヤは神様からの新しい使命を受け取り踏み出します。
私たちも報われない状況、困難な状況に直面します。しかし慰めを与えて下さる神様はどこか高いところからではなく、私たちに寄り添い慰めて下さるお方です。そのことを表しているのがまさにイエス様の受肉と十字架です。その寄り添ってくださる神様から慰めをいただいて私たちもエリヤの様に新しい一歩を踏み出しましょう。
修養生 林 眞光
6月27日 礼拝順序
第1礼拝 9時 司会:荻野牧師 奏楽:荻野し兄
第2礼拝 11時 司会:荻野牧師 奏楽:美名子姉
前 奏
招 詞 イザヤ書49章13節
会衆賛美 聖歌494 (1,2節)
会衆賛美 イエスの血潮で(1回)
主の祈り
交 読 詩篇23篇1~6節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 列王記第一 19章1~18節
ヘブル人への手紙 4章14~16節
説 教 隣で慰めてくださる主
林眞光修養生
会衆賛美 いつくしみ深き (1,2節)
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽