2025年12月28日 巻頭言
「あなたがたは世の光です。山の上にある町は隠れることができません。」
マタイの福音書5章14節
本日は2025年最後の礼拝です。この1年も様々な事がありましたが、神様の導きをいただきながら皆様とご一緒に歩めたことを感謝いたします。
教会暦では降誕節として、クリスマスの恵みを思いめぐらす期間が続きます。そのような中で本日は、クリスマスの恵みをいただいた私たちがどのような存在であるのか。「光」ということをテーマにして思いめぐらしたいと思います。
マタイの福音書の5~7章は「山上の説教」と言われ、イエス様が弟子たちに対して様々な教えを語っている箇所です。この教えを聞いていた人々は5章の冒頭にあるようにイエス様に従ってきた弟子たちでした。弟子たちの中にはイエス様に招かれたペテロやヨハネをはじめ、イエス様によって病やわずらいが癒された群衆も含まれていました。(4章25節)イエス様はその弟子たちに対して「あなた方は世の光です」と宣言しました。なにか条件を示すわけでもなく、すでに「世の光」となっていると宣言されたのです。
イエス様を信じ心に迎えている私たちもすでに「世の光」となっている事を初めに覚えたいと思います。弟子たちの中には自分は世を照らす光になれるわけがないと思っていた者もいたでしょう。病や痛みに苦しんでいた自分、弱さを抱えている自分。しかしイエス様はそのような者こそ「世の光です」と宣言しています。弱さや罪深さの「闇」を知っているからこそ、私たちは光の子としてイエス様の光を世に輝かせることが出来るのです。自分自身の光ではありません。私たちの内に輝いているイエス様の光によって世の光となる。小さな者だと思う私たちがイエス様を信じ従っていく時に光が輝き、まことの光であるイエス様が伝えられていくのです。
2025年の残りの日々、そして新しい2026年の日々も私たちを照らす光として地上にお生まれくださったイエス様の恵みを受け取り、その光に照らされながら「光の子ども」として歩んでいきましょう。
伝道師 林眞光
2025年12月28日 聖日礼拝 式次第
小礼拝 9時 林伝道師
聖日礼拝 11時 吉田兄 榊原姉
前 奏
招 詞 ゼカリヤ書2章10節
会衆賛美 聖歌273 今日まで守られ
会衆賛美 大いなる方に
主の祈り
交 読 詩篇37篇1~9節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 マタイの福音書5章13~16節
説 教 光の子として歩む 林 眞光 伝道師
会衆賛美 聖歌615ささげまつりし
献 金
頌 栄 聖歌376父御子御霊の
祝福の祈り
報告
感謝祈祷 奏楽