2020年8月16日 巻頭言

見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。

マタイの福音書 28章20節

 「いつもあなたがたとともにいます」
 なんと励ましに満ちた言葉でしょうか。今はコロナ禍で人と会うことも自由ではありません。本来、人間は人と人との集まりの中に暮らし、支え合って生きるものです。 問題を抱えたり、苦しみに遭う時こそ、そばで支えてくれる人がいるのはどれだけ大きな慰めでしょうか。
 イエス様は「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」と約束してくださいました。私たちは試みに遭い、孤立しているように感じることがあります。一人で対処しなければならない問題は、人生に数多く存在するでしょう。しかしイエス様は「そこに、共にいる」と仰るのです。
 マタイの福音書のテーマの一つは「主は共におられる」です。
 「インマヌエル、神は私たちと共におられる」(1章23節)に始まり、「いつもあなたがたとともにいます」との約束で締めくくられています。その間にも、人々を教えたり、病を癒し、時には嵐の中を共に行くキリストの姿が記され、主が人々の中に宿り共に生きた姿が伝えられています。
 今、主を信じる私たちの生涯にも、そのように主が共におられることを信仰をもって受け止めましょう。私たちが順調な時も、問題に取り囲まれる時も、「主は共にいて」生活のあちらこちらにご自身を現わし、必要な助けを与え、支え、導いてくださるのです。その恵みを受け取るときに、主が共におられることが心の頷きとなります。
 そしてそれは私たちの証しとなります。主が共におられる、という生活を生きることこそ私たちの証しです。それは私たちの言葉と行いに説得力を生み、まだ主を信じていない人々の心を揺さぶります。ですから私たちは、主にお頼りして歩んで参りましょう。

担任牧師 荻野泰弘

8月16日 聖日礼拝 順序

第一礼拝 9時 山口光兄 荻野し兄
第二礼拝 11時 菊地兄 美名子姉
  
前  奏
招  詞 イザヤ書60章2節
「見よ、闇が地をおおっている。暗黒が諸国の民を。しかし、あなたの上には主が輝き、主の栄光があなたの上に現れる。」 アーメン
 
会衆賛美 聖歌40
会衆賛美 鹿のように
主の祈り
交  読 詩篇23篇1~6節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 マタイの福音書 28章16~20節
説  教 共にいる主
           荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌626
献  金
頌  栄 聖歌376
祝  祷
報  告
感謝祈祷  奏楽