2020年10月11日 巻頭言

ギルアデの住民であるティシュべ人エリヤはアハブに言った。「私が仕えているイスラエルの神、主は生きておられる・・・」  

列王記第一 17章1節

・・・正しい人の祈りは、働くと大きな力があります。エリヤは私たちと同じ人間でしたが、雨が降らないように熱心に祈ると、三年六か月の間、雨は地に降りませんでした。 

ヤコブの手紙 5章16・17節 

主は「エリヤよ。ここで何をしているのか」と言われた。

                     列王記第一 19章9節

 エリヤという人物に、どのような印象をもっておられるでしょうか。カルメル山でバアルの預言者と戦った勇者、「正しい人・神の人」とまで呼ばれています。そのエリヤと「同じ人間」と言われても、即座に「そうです」と頷けない私たちです。しかし、本日は、列王記の記事から、「エリヤと私」の同じ点を見出していきたいと願っています。
 「神の御旨を行うためには備えが必要」という点で、エリヤと私たちは同じです。17章1節で突然エリヤが現れ、アハブ王に挑戦的な言葉を投げかけているように思えます。
 しかし、これは「私の祈りはきかれる」と言い切れるほど、神と交わり祈っていた結果であることが、ヤコブの手紙を読むと分かります。祈りの備えに加えて彼は時代・状況の把握、発言力・武力を身につける備えもしていたことでしょう。私たちも、神の御旨の実行のためには実際的の備えが必要なのです。また、「弱さ」の中にも共通点を見いだします。大仕事の後の脱力感、思うようにことが運ばず、自己憐憫に陥り「もう十分です。私のいのちを取ってください」と弱音を吐いてしまうことも私たちの経験することです。しかし、感謝なことに、自分を見失っている時、主の方から声をかけ、立ち位置を確認させ、新しい使命を与えてくださるという主のお取り扱いも、エリヤと私たちは「同じ」です。 

協力牧師 石田いつ子

10月11日 聖日礼拝 順序

第一礼拝 9時 荻野牧師   奏楽:荻野し兄
第二礼拝 11時 吉田潔兄  奏楽:美名子姉
  
前  奏
招  詞 イザヤ書43章1節
「恐れるな。わたしがあなたを贖ったからだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたは、わたしのもの。」
アーメン
会衆賛美 35
会衆賛美 大いなる方に
主の祈り
交  読 詩篇145篇1~16節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 列王記第一17章1~7節
聖書朗読 列王記第一19章1~9節
説  教 エリヤと私
          石田いつ子牧師
会衆賛美 聖歌229
献  金
頌  栄 聖歌376
祝  祷
報告
感謝祈祷  奏楽