2021年5月23日 巻頭言
ペンテコステ礼拝
「彼らはいつも使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをしていた。」
使徒の働き 2章42節
主イエスが約束された聖霊が弟子たちに降ったペンテコステの出来事には二つのポイントがあります。一つは教会の誕生です。そしてその教会の伝道によって、新しい人々がそこに加わり始めたことです。
このペンテコステの日に誕生した教会は、その誕生と同時に、使徒たちの宣べ伝える福音を信じ受け入れ、新しく仲間に加わる者たちを迎え入れて成長、拡大していく共同体として歩み出しました。教会の人々は「一つとなって」歩んでいたと記されています。彼らは何によって一つとされたのでしょう。
第一に「使徒たちの教えを守る」ことでした。弟子たちによって語られた福音、すなわち主イエスの十字架と復活の証言を聞くことでした。それは、神様のみ言葉を聞くことと言ってもよいでしょう。それが教会に加えられた人々が熱心に守り行っていたことでした。福音が人々を結ぶ鍵となっていたのです。
第二は「交わり」です。教会に連なっている信仰者同士の交わり、救いにあずかり洗礼を受け、教会に加えられるとは、この交わりに生きる者とされることなのです。
第三は「パンを裂く」ことです。「パンを裂く」とは食事を共にすることですが、それは単なる会食ではなく聖餐を意味しています。聖餐に共にあずかりパンと杯を分かち合う。それは主イエスとの交わりに生きることを意味しています。そこにおいて私たちは本当に一つとなることができるのです。
第四は「祈り」です。教会は、祈りを分かち合う場でもあります。「パンを裂き、祈る」ことを共になしていくところに、教会における私たちの交わりの中心があるのです。そこにおいてこそ私たちは一つになることができるのです。
協力牧師 石田敏則
5月23日 ペンテコステ礼拝順序
第一礼拝 9時 司会:荻野 牧師 奏楽:荻野(し)兄
前 奏
招 詞 ハバクク書2章20節
会衆賛美 聖歌597
会衆賛美 御手の中で
主の祈り
交 読 詩篇 122篇1~9節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 使徒の働き 2章40~47節
説 教 一つとなって
石田敏則牧師
会衆賛美 聖歌610
献 金
就 任 式
頌 栄 聖歌376
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽