2021年11月28日 巻頭言
それで、アブラハムからダビデまでが全部で十四代、ダビデからバビロン捕囚までが十四代、バビロン捕囚からキリストまでが十四代となる。
マタイの福音書 1章17節
本日よりアドベント(待降節)が始まります。イエス・キリストが私たちを救うために世に来られたことを覚え、その恵みに生かされていることを感謝して日々を過ごしたいと思います。
また、アドベントは再び主が来られることを覚え未来に目を向ける時でもあります。私たちはこの世の苦難に囲まれ、理不尽と思えることを経験します。しかし、主が再臨されるとき私たちは世の苦しみから解き放たれます。そのような望みが約束されていることを感謝し、主に信頼し、忍耐をもってその日を待ち望みましょう。
かつて、イスラエルの人々は約束の救い主メシヤを待ち望みました。メシヤはダビデの子孫として地上に来られることが旧約聖書に約束されており、人々はそのメシヤを待望しました。
マタイは、イエス様こそ約束の救い主であると福音書に記しました。1章冒頭の系図は14代毎に区切られています。14という数字は象徴的です。ヘブル語でダビデと表記すると、ヘブル語アルファベットの 4番目と6番目と4番目の単語で表します。4,6,4の合計は14です。14とはダビデを表し、マタイはイエス様がダビデの子救い主であることを強調しているのです。
14代とは私たちからみれば長い長い時間です。それは神様が約束を果たすのに手間取ったとか、失念していたというのではありません。約束を果たし私たち人間を救うために長い時間を掛けて準備をしておられたことであり、神様の真実の現れです。
神の真実に対して私たちは不真実です。系図に出てくる人々も、尊い約束をいただきながら主の前に罪を犯しました。ダビデ自身が大きな罪を犯しました。それでも神様は人間のために真実を尽くしてくださったのです。
私たちは神様の真実に期待しましょう。自分や誰かの力ではありません。みことばに示された神の救いの約束に信頼するのが私たちの信仰です。
主任牧師 荻野泰弘
11月28日 聖日礼拝 順序
第1礼拝 9時 穂谷牧師 荻野し兄
第2礼拝 11時 荻野牧師 美名子姉
前 奏・キャンドル点火
招 詞 イザヤ書60章2節
会衆賛美 聖歌71(1,2節)
会衆賛美 大いなる方に(1回)
主の祈り
交 読 詩篇98篇1~9節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 マタイの福音書 1章16~25節
説 教 約束の救い主
荻野泰弘 牧師
会衆賛美 久しく待ちにし 1,2節
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
報 告
感謝祈祷 奏楽