2022年5月22日  巻頭言

「しかし、聖霊があなたがたに臨むとき、あなたがたは力を受けます。…皆が聖霊に満たされ、…語り始めた。」

使徒の働き 1章8節、2章1~4節

「その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかになさいます。」

ヨハネ福音書 16章8節

 私に残された時間はそう長くは在りません。伝道者生涯を振り返る時、私に残された課題として抜けている(最も重要な事)ものは何かと考えると、それは『聖霊の臨在と力』に対する認識と自覚の希薄さに気付かされます。幾つかの素朴な質問です。紙に書かれた聖書の言葉が、現在の私たちにいのちを与えさるものは何か。キリストの十字架の贖いが、今の私たちに罪の赦しと新生の救い、きよめの恵みに与からせるものは何か。それこそが聖霊の臨在と力です(Ⅰコリント二・九~十)。
 一、聖書に見る聖霊=聖書の初めから存在が示めされ、その著者は聖霊であられる。また、神は「父なる神、子なる神、聖霊なる神。存在また性質において一つ、人格において三つ」として現わされており、聖霊は人格者であられる」と啓示されている。
 二、初代教会に見る聖霊=使徒の働き一・八、二章一~四に示すように、このペンテコステを期して、み子キリストの執行者として、その臨在と力の現出が始められた。
 三、我々の聖霊に対する認識=シオン、インマヌエルの両創立者(リバイバル経験者)は、異口同音、近代の教会が聖霊に対して、あいまいであり、無関心であることを指摘されている。
 四、我らに対する聖霊の働き(具体的介入の始まり)=
①ヨハネ十六章八節『御霊と世との関係において』簡略すれば、「罪」→イエスへの不信。「義」→罪からの救い。「さばき」→不信者の滅び(断罪)と信仰者の永遠のいのちへの救い。「世の誤りを明らかになさる」→原意=『叱責の結果、相手に一つの確信を与えるような叱責。』自分の罪の実体を知って納得させられる。全て聖霊の働きである。
②私個人の体験。主イエスは心を変え、罪を赦す。
③信仰生涯の不可欠要素。聖霊に満たされ、信頼と服従ときよめ、祈りの生涯。
④聖書信仰・きよめ・宣教の継承の確認。創群の歴史に学ぶ=先人たちと謙虚に対話。

牧師 田中英

2022年5月22日  聖日礼拝式次第

第1礼拝 9時  荻野牧師 荻野し兄
第2礼拝 11時 荻野牧師 髙橋美姉

前  奏
招  詞 イザヤ書43章1節
会衆賛美 聖歌150(1~3節)
会衆賛美 御手の中で(1、2番)
主の祈り
交  読 詩篇25篇1~5節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 使徒の働き  1章3~11節
     ヨハネの福音書 16章7~15節
説  教 聖霊の臨在と力
            田中 英 牧師
会衆賛美 聖歌608(1~4節)
献  金 
頌  栄 聖歌376
祝  祷
報告
感謝祈祷  奏楽