2022年9月4日  巻頭言

創立88周年記念礼拝

その血は、あなたがたがいる家の上で、あなたがたのためのしるしとなる。わたしはその血を見て、あなたがたのところを過ぎ越す。わたしがエジプトの地を打つとき、滅ぼす者のわざわいは、あなたがたには起こらない。

出エジプト記 12章13節


 

 主がイスラエルの民をエジプトの罪の力から解放するために行った10番目の災いは、家々の長子を滅ぼすことでした。しかし主は脱出の道も備え、子羊の血を家の門柱に塗るなら、災いは過ぎ去ると約束しました。イスラエルは主の約束に信頼してその通りにしたとき救われました。これが過越です。そしてそのことを忘れないようにと過越の祭が制定されました。(14)。
 過越は暦の始まりとなりました(2)。暦は1年で一巡します。つまり出発点であり帰るべき処、彼らの原点となったのです。
 過越はイエス様の十字架の予表です。イエス様の十字架こそ真の過越として私たちの罪の滅びから救うのです。私たちにとって十字架こそが原点であり、永遠に忘れてはならない救いの恵みの根拠なのです。
 主はイスラエルが災いを逃れるための条件に、子羊の血以外に求めるものはありませんでした。良い行いをすることや特別な奉仕をすることは救いの条件ではありません。ただ子羊の血によるという主の約束によって救われたのです。私たちは十字架以外に誇るものがあるでしょうか。それは信仰ではありません。ただキリストの十字架に頼るのみ。みことばの真実、つまり主の真実によって私たちは生かされているのです。このことを感謝しましょう。
 主はこの過越の恵みをイスラエルの共同体に授けました。「会衆」(3,6)とはヘブル語「エーダー」で、単なる抽象的存在としての群衆を現すのでなく「神の民としての共同体」を指します。新約聖書においてはギリシャ語エクレシア「教会」に繋がります。主は過越の子羊を「一族ごと」「家ごと」に分けるように告げました。信仰は一人ではありません。個人主義的であってはいけません。主にある教会という共同体で私たちの信仰は育まれます。
 シオン教会は、創立者夫妻とお腹の子という家族によってスタートしました。その後、神様の導きと祝福によって神の民としての教会が成長しました。創立記念のこの日、その恵みの輪に自分も加えられていることを覚えて感謝を献げましょう。
創立88周年、おめでとうございます。


主任牧師 荻野 泰弘

2022年9月4日  創立88周年記念礼拝 式次第

第1礼拝 9時  荻野牧師  荻野し兄
第2礼拝 11時 (録画放送:聖書朗読まで)

招  詞 イザヤ書43章1節
会衆賛美 聖歌201(1~3節)
会衆賛美 御手の中で(1,2節)
主の祈り
交  読 詩篇3篇1~8節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 出エジプト記 12章1~14節
説  教 過ぎ越し
           荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌426(1~4節)
献  金
頌  栄 聖歌376
祝  祷
報告
後  奏 感謝祈祷