2022年9月25日  巻頭言

主があなたのために戦われるのだ。あなたがたは、ただ黙っていなさい。

出エジプト記 14章14節

 エジプトを脱出し奴隷生活から解放されたイスラエルは、主が約束された地を目指し旅立ちました。
 彼らが旅をするのは荒野です。決して容易な旅ではありません。後ろからはエジプトの軍勢が迫ります。罪の力は救われた人々を再び罪の支配に屈服させようと人々に迫ってきます。
 これは私たちの信仰生涯に重なります。主イエス様の十字架の血潮によって私たちは罪を赦され救われ、罪の支配から解放されました。しかし、罪の力は私たちを再び罪の支配に陥れようと日々の生活で迫ってきます。私たちを主から引き離そうと様々な形で働きかけるのです。
 しかし、主はキリスト者を罪の力から守り、そこに御自身の栄光を現すことで、むしろ私たちの心をますます主に信頼するようにと導いてくださいます。
 イスラエルの旅路において、主は「雲の柱」「火の柱」におられていつも民と共にいてくださいました(十三2122)。不安や恐れを抱くとき、誰かがそばにいてくれると人は心強く感じるものです。主は人の弱さを知り、寄り添って支えてくださる御方です。
 主はエジプトの軍勢が迫ったときには自ら殿(しんがり)を務めてイスラエルを守ってくださいました(十四1920)。殿は危険な務めです。世の戦いでは、大将を逃がすために敵を食い止めるのが殿の役目です。主ご自身が私たちのために最も危険な役割を引き受け、決定的なダメージを受けることから守ってくださるということです。
 「主があなたのために戦われるのだ」(14)とモーセが言った通り、主は神の民を危険から守るために行動しておられます。そして、そのことを通してご自身の栄光を見せてくださいます。大切なことは主に信頼することです。自分でジタバタすることをやめて主がどのようにして助けてくださるのかを見るときに私たちは主の栄光を見るのです。


主任牧師 荻野 泰弘

2022年9月25日  聖日礼拝 式次第

第1礼拝 9時  穂谷牧師  荻野し兄
第2礼拝 11時  荻野牧師  髙橋(美)姉

招  詞 イザヤ書43章1節
会衆賛美 聖歌28(1、3節)
会衆賛美 主はぶどうの木(1回)
主の祈り
交  読 詩篇57篇1~5節
拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 出エジプト記 13章21、22節 、 14章8~20節
説  教 主の導きと守り
           荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌211(1、2節)
献  金
頌  栄 聖歌376
祝  祷
報  告
後  奏 感謝祈祷