2023年5月7日 巻頭言
ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。
マタイの福音書 28章19,20節
教会暦では今は復活節ということで、イースター以後は、礼拝では復活されたイエス様について記された箇所を取り扱ってきました。本日開いたところは、イエス様が天にお帰りになる前に弟子たちに語ったことばで「大宣教命令」と呼ばれる箇所です。イエス様は福音を宣べ伝えることを弟子たちに託しました。そしてそのバトンは長い年月を経て、いま私たちが受け継いでいることを自覚したいと思います。
注目したいのは「バプテスマを授け」ることが求められていることです。
バプテスマ、つまり”洗礼”は、聖餐と並ぶ教会の聖礼典です。イエス・キリストを救い主と受け入れた人は、教会から洗礼を授けられることでその教会に加えられます。教会はキリストの体です。人は教会に加わることによって、イエス・キリストを信じる信仰によって得た神のいのち・永遠のいのちに生き続けます。そして、三位一体の神が示す愛の交わりを、この世で教会の兄弟姉妹との関わりの中に体験するのです。
ですから、私たちが福音を宣べ伝えるとは、教会を建て上げることと一つです。
しかし、現実を見ると、イエス様を受け入れた人が教会に定着することの難しさもあります。そもそも今の時代は、福音を語ってもなかなか届かない難しさもあります。 そのような現実を前に、私たちは心を痛め頭を悩ませます。けれども、私たちが信じる主は、ご自身から疑う者にも近づき、いつも共にいると約束くださる御方です。そして、すべての権威を持ち私たちを支えてくださいます。地道に福音を伝えましょう。
心が起こされます。
主任牧師 荻野 泰弘
2023年5月7日 聖日礼拝 式次第
第1礼拝 9時 荻野牧師 荻野し兄
第2礼拝 11時 戸梶姉 髙橋美姉
招 詞 マタイの福音書11章28節
会衆賛美 聖歌394
会衆賛美 御手の中で
主の祈り
交 読 詩篇119篇9~16節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 マタイの福音書 28章16~20節
説 教 福音を伝える
荻野泰弘牧師
聖 餐 式(第2礼拝)
会衆賛美 聖歌158
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
報告
後奏 感謝祈祷
第1礼拝は、礼拝後に聖餐式