ペンテコステ礼拝

「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。
そして、…わたしの証人になります。」

使徒の働き　１章８節

「五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、…すると皆が聖霊に満たされ、
…ペテロは十一人とともに立って…。」

使徒の働き　２章１～４、１４節

　今年もキリストの受難から五十日目、聖霊が臨まれた五旬節・ペンテコステの記念礼拝。　冒頭のみことばを中心に『聖霊が臨む（聖霊に満たされる）とき』と題して、私たちにも聖霊の働きを祈りつつお話をと導かれています。
①聖霊が臨んだ時、弟子たちは立ち上がった。
　全く変貌したペテロの姿を見る。彼は新しい霊によって造り変えられ、新しい力と勇気が与えられて立ち上がった。私たちも聖霊の満たし（ご支配）に明け渡す時、内にいます御霊は、どのような中からでも立ち上がらせて下さる。
②聖霊が臨んだ時、すべての人が神を知る。
　預言者ヨエルによる聖霊の傾注が実現した。神の御霊は、この地上をご自身のホームとされている。人の子イエスとして地上生活をされたように、聖霊は今、信仰者の心の内に、キリストの教会の中に親しく留まっている。イエスは聖霊を「彼」と呼んだ。聖霊を一人格者として受け入れる。私たちの内にあって、人格的に神と一体とし、力の霊として神のご性質に与からせ、神に似る者と変えてくださる。
③聖霊が臨む時、神の愛の確証を与える。
　ロマ書五章五節。私たちは苦難を乗り越えて希望が持てる。「なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」キリストの十字架によって現わされた神の愛は、過去のものではなく、現在「聖霊によって私たちの心に注がれている。」御霊の愛は私たちが生きる上で直面する全ての事柄に勝利する根拠、確証となるものと理解して差しつかえない。
④聖霊が臨む時、キリストの証人となる。
　使徒の働き二章二三、二四節で、ペテロはイエスの死と神がこのイエスを甦らせた証人であると言い切ったのです。『聖霊は、このイエスのご人格を私たちの心に現わし、そのお働きによってキリストの証人とされる』
⑤聖霊が臨むとき、何が起きるか。
　ペテロの説教で罪を悔い改め、三千人がバプテスマを受けた。真理の御霊は神に対する認罪に至らせ、イエスを信じることによる罪の赦しと新生させることが真の救いである。
　聖霊が臨むことが個人と教会にいかに重要であるか再認識し、聖霊により頼むことを知り続け、聖霊経験の確かさを再吟味したい。

　田中　英　師

2023年5月28日　ペンテコステ礼拝　 式次第

５月28日　ペンテコステ礼拝

第１礼拝 9時　荻野牧師　荻野し兄
第２礼拝 11時　金川兄　 髙橋美姉

招　　詞　マタイの福音書11章28節
会衆賛美　聖歌６４
会衆賛美　神の国と神の義を
主の祈り
交　　読　詩篇80篇1～7節
　　　　　詩篇80篇14～19節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読　使徒の働き１章3～14節、２章1～4節
説　　教　聖霊が臨むとき
　　　　　　　　　　　田中　英　師
会衆賛美　聖歌６０３
献　　金
頌　　栄　聖歌３７６
祝　　祷
報　　告
後　　奏　感謝祈祷