2023年10月22日 巻頭言
こうして、神のことばはますます広まっていき、エルサレムで弟子の数が非常に増えていった。
使徒の働き 6章7節 前半
散らされた人たちは、みことばの福音を伝えながら巡り歩いた。
使徒の働き 8章4節
使徒の働きは、初代教会の歴史です。古い聖書の、文語訳聖書の「使徒行伝」、これが中国語の書名です。まさに「聖霊に満たされた使徒たちが生き生きと活動した信仰生活の歩み」が記されています。教会が目覚ましい勢いで成長したことがわかります。
主イエスは天に上られる前に、エルサレムに留まり聖霊が与えられるのを待つよう弟子たちに命じられました。その時の弟子たちはおよそ百二十名でした(使徒一15)。
ところが、ペンテコステの日に聖霊が弟子たちに降られ、彼らが御霊に満たされて神のみことばを宣べ伝えた時、その日だけで、三千人がバプテスマを受けて、弟子たちの群れに加えられました(二41)。
主は、毎日、主を信じて救われる人々を教会に加えて下さり、あまり日が経たないうちに、弟子の数が男性だけでも五千人になりました(四4)。
五14には、「そして、主を信じる者たちはますます増え、男も女も大勢になった」とあり、六7には、「こうして、神のことばはますます広まっていき、エルサレムで弟子の数が非常に増えていった」とあります。
聖書はその具体的な数を記していません。このような目覚ましい教会の成長、宣教の拡大はどのように起こったのでしょう。
使徒の働きを読むと、ひとつのキーワードに要約された節が幾つもあることに気が付きます。それは、随所にちりばめられた「こうして…」という節です。5つ。
⑴「こうして神のことばは、ますます広まって行き…」(六7)
⑵「こうして教会は、…聖霊に励まされて前進し続けた」(九31)
⑶「こうして、大ぜいの人が主に導かれた。」(十一24)
⑷「こうして諸教会は、その信仰を強められ、日ごとに人数を増して行った。」(十六5)。
⑸「こうして、主のことばは驚くほど広まり、ますます力強くなって行った。」(十九20)
どの節も「こうして」という言葉で始まっています。「こうして」とは、「どうして」なのでしょう。それを理解すれば、初代教会の成長の秘訣、宣教の方策を見つけることができるのではないでしょうか。
平瀬 義樹 師
2023年10月22日 聖日礼拝式次第
第1礼拝 9時 荻野牧師 荻野し兄
第2礼拝 11時 武山兄 髙橋美姉
前 奏
招 詞 詩篇32篇8節
会衆賛美 26(1~3節)
会衆賛美 神の国と神の義を
主の祈り
交 読 詩篇126篇1~6節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 使徒の働き 6章8節、8章4節
説教 みことばによる宣教
~神のことばはつながれず~
平瀬義樹師
会衆賛美 聖歌151
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽