2025年7月20日 巻頭言
また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しにより与えられる望みがどのようなものか、聖徒たちが受け継ぐものがどれほど栄光に富んだものか、また、神の大能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力が、どれほど偉大なものであるかを、知ることができますように。
エペソ人への手紙 1章18,19節
冒頭の聖句には「神の大能の力」(19)とあります(以前の訳では「神の全能の力」)。エペソ書でよく知られた聖句の一つかと思います。パウロはエペソ教会の兄弟姉妹が、この「神の大能の力」が信じる者のうちに働いていることを知ることができるようにと祈っています。そして、それが、どのような力であるかをこの部分で教えています。
20節には、「この大能の力を神はキリストのうちに働かせ」とあり、それによって、 ①キリストを死者の中からよみがえらせ(復活)、②キリストを天に上げて神の右の座に着座させた(昇天・着座)、と告げています。キリストが罪に打ち勝ち、神の子としての権威を回復されたのは、実に、神の大能の力によったのだというのです。
神の大能の力とは、それほどまでに大きな力であるというのです。
その神の大能の力は、なんと私たちキリストを信じる者の内に働いているのだとパウロは続けています。2章5節と6節です。
「背きの中に死んでいた私たちを、キリストとともに生かしてくださいました。…神はまた、キリスト・イエスにあって、私たちをともによみがえらせ、ともに天上に座らせてくださいました。」
背きの罪に死んでいた私たちが、キリストによって生かされて、永遠のいのちに生きる恵みをいただき、それだけでなく、天の御国に着座する恵みと立場をすでに受けているのだというのです。これは驚くべき恵みです。
エペソの教会は、罪の世の力に取り囲まれて様々な困難と戦う教会でした。けれども、その状況のもとで忍耐深く戦って教会を建て上げたことがのちに称賛されています(黙示録2章)。
私たちも日々、多くの困難や試練があります。教会も私たちそれぞれの人生も、苦労の連続です。時に私たちは心が萎えてしまいます。だからこそ、私たちの内に働く「神の大能の力」の偉大さを日々に教えていただきながら、主におすがりして進みましょう。
主任牧師 荻野泰弘
2025年7月20日 聖日礼拝式次第
小礼拝 9時~ 荻野牧師
聖日礼拝 11時~ 吉田潔兄 榊原姉
前 奏
招 詞 歴代誌第一16章8,9節
会衆賛美 聖歌394 ひとりの御子を
会衆賛美 大いなる方に
主の祈り
交 読 詩篇8篇1~9節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 エペソ人への手紙 1章15節~2章10節
説 教 イエス様と一つにされている私たち
荻野泰弘牧師
聖 餐 (小礼拝は礼拝後)
会衆賛美 聖歌201 罪とがを赦され
献 金
頌 栄 聖歌376 父御子御霊の
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽