クリスマス礼拝

イエスがヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東の方から博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。」

マタイの福音書　２章１，２節

クリスマスおめでとうございます。

　今年も兄弟姉妹と一緒に、イエス様の降誕を祝い、礼拝をささげられることを感謝いたします。
　「クリスマス」は、「Christmas」と書きます。Christは「キリスト」でイエス様のこと。masは「ミサ」「礼拝」の意味です。クリスマスはイベントが多くなりがちですが、本来の意味である、キリストを礼拝することを大事にしたいと思います。
　東方の博士たちはイエス様を礼拝するためにユダヤを訪ねました。彼らの詳細について聖書は記述していません。しかし、興味深い様々な解釈がされて、キリストを礼拝することの意味を教えてくれます。
　聖書は博士たちの人数を記録していませんが「博士〝たち〟」「彼ら」とあるので複数でした。贈り物が「黄金、乳香、没薬」の３つだったことから、３人だったと考えられています。
　「３」は聖書では意味深い数字です。
博士たちについても、この３人は、それぞれがヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系で世界のすべての人種を代表していると言われ、さらには、この３人は若者、壮年、高齢者ですべての世代を代表しているとも言われます。そして、「東の方」とは、かつて人類の始祖アダムの息子カインが罪を犯して追放られた地が「エデンの東」であることから、東の方からやってきた博士たちは罪人を象徴していると言われます。
　そんな彼らが星に導かれてイエス様のもとにたどりつきました。裏を返せば、神が星を示して博士たちを救い主のもとに招いたということです。つまり、すべての人がキリストを礼拝し、キリストと共に生きる人生に招かれているのです。
　時の王ヘロデはイエス様を殺害するために博士たちを利用しようとしました。それに対して、神が博士たちに声を掛け、ヘロデの企みから逃れる道へと彼らを導きました。キリストを礼拝するとは、罪から解放する神の声を聴くということです。新しい年が、神とともに行く一年となりますように。

の受胎は御霊による内住のキリストのひな型です。

　主任牧師　荻野 泰弘

2023年12月24日　聖日礼拝式次第

アドベント第4聖日 クリスマス礼拝

第１礼拝 9時　荻野牧師　荻野し兄
第２礼拝 11時　武山　兄　髙橋美姉

前　　奏
招　　詞　詩篇24篇７節
会衆賛美　聖歌７１
　　　　　Christmas is a time to love
主の祈り
交　　読　詩篇４７篇１～９節
礼拝祈祷
使徒信条
会衆賛美　聖歌７８
特別賛美（第２礼拝）　　きよらに星すむこよい
聖書朗読　マタイの福音書　２章１～12節
説　　教　真の王を礼拝する　荻野泰弘牧師
会衆賛美　聖歌７５
献　　金　
頌　　栄　聖歌３７６
祝　　祷
報告
　　感謝祈祷　　奏楽