2024年5月19日  巻頭言

こうしてミシアの近くまで来たとき、ビティニアに進もうとしたが、イエスの御霊がそれを許されなかった。それでミシアを通って、トロアスに下った。その夜、パウロは幻を見た。一人のマケドニア人が立って、「マケドニアに渡って来て、私たちを助けてください」と懇願するのであった。 

使徒の働き 16章7,8,9節

 今日はペンテコステ(聖霊降臨記念日)です。クリスマス、イースターと並び、教会暦の柱となる大切な記念日です。今日は聖霊の導きについて聖書に聴きましょう。
 使徒の働き16章にはパウロの2回目の伝道旅行が記されています。1回目の伝道旅行では小アジア南部(現在のアナトリア半島。トルコ共和国のアジア側の地域)を巡って伝道し教会を建て上げました。第2回伝道旅行ではそれらの地域をたどり、それから北上してビティニア(黒海沿岸地域)を目指しました。ところがパウロは「アジアでみことばを語ることを聖霊によって禁じられ」ました(6)。福音宣教という良き業を成そうとしたのに、聖霊がそれを留められるとは、なかなか理解しがたいことです。しかしそこには主の大きなご計画がありました。主はパウロをマケドニア(エーゲ海沿岸で現在のギリシャ)に導かれました。キリストの福音がヨーロッパに上陸し、福音宣教がアジアからヨーロッパへと本格的に拡大したということです。さらに時を経て、当時のローマ帝国の中心であるローマへと福音は達します。
 キリストの救いにあずかった者には、聖霊が心に宿ります。その聖霊は、時に私たちの願いとは異なる道へと導きます。
 しかし、その先には人が想像する以上の大いなる神の計画が備えられています。最初から神の計画の全貌が明らかにされれば楽です。けれども多くの場合、主はそのようにはなさらず、人には隠されているものです。それでも主に信頼するかが問われるのが信仰だからです。
 パウロは自分の願いに固執せず、聖霊の導きの前に自分の思いを手放しました。だからこそ主はパウロを用いることができました。自分の思いを手放せる人が神の計画を担うのです。
 私たちも自分の願いとは異なる道に導かれることがあります。パウロのように主の最善を信じて従い続けたいものです。

主任牧師 荻野泰弘

2024年5月19日  ペンテコステ聖日礼拝式次第

第1礼拝 9時 荻野牧師  荻野し兄
第2礼拝 11時 吉田潔兄  髙橋美姉

前  奏
招  詞 イザヤ書43章1節
会衆賛美 聖歌603
会衆賛美 御手の中で(3面掲載)
主の祈り 
交  読 詩篇31篇1~8節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 使徒の働き 16章6~15節
説  教 聖霊の導きに従う
             荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌145
献  金
頌  栄 聖歌376
祝  祷
報告
  感謝祈祷  奏楽