2024年9月29日 巻頭言
「まことに、まことに、あなたに言います。人は、新しく生まれなければ神の国を見ることはできません。」 「まことに、まことに、あなたに言います。人は、 水と御霊によって生まれなけば、神の国に入ることはできません。」 「あなたがたは新しく生まれなければならない…。」
ヨハネ福音書 3章3、5、7節
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」
Ⅱコリント 5章 17節
今朝は、良く知られているイエスを訪ねた厳格な宗派パリサイ人のニコデモについてお伝えします。彼はイエスの事を聞いて夜、訪ねて「先生。私たちは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神がともにおられるのでなければ、あなたのなさるこのようなしるしは、だれもできません。」彼の話の要旨は『どうしたらあなたのように、神がともにおられる生き方ができるでしようか』です。
冒頭の初の三聖句は、イエスの答えです。ニコデモが「神がともにおられる」と言った言葉を「神の国」と言い換えられました。「神の国を見る。神の国に入る。」ためには、「新しく生まれる」ことが必須条件とされました。何故なら、彼は『神の国の外』にいる人だったからです。「神の国」に生きることは、「神がともにおられ」、神が支配し、統治なさるもとに、神との人格的な交わりを持ち、配慮と供給を受け、すべてに幸福を願って対処くださる神の愛を感じ、平安と喜びをもって生きられる領域と理解しています。
六節に、神の国の外に生まれた人を「肉によって生まれた者は肉です。」神がおられない心です。しかし、新しく神の国に生まれた者は、天からの全く新しい「神のいのち」に生かされています。私たちが母の胎から生まれ出た時には、すでに「神の国の外」でした。聖書は「あなたがたは自分の罪過と罪の中に死んでいた者」だから、「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉(光)を受けることができない=神がともにおられ」ない者なのです。「神の国」の恵みに与かるためには、自分が造り主なる神を知らず、自己中心生活 を続ける無関心が罪だとも知らずにいたことが分かり、罪を悔い改め(罪から神へと方向転換し)て、主イエスの十字架の身代わりの贖いを信じる時新しく生まれ変わり神が共におられる人とします。
田中 英 師
2024年9月29日 聖日礼拝式次第
第1礼拝 9時 中西け兄 荻野し兄
第2礼拝 11時 荻野と兄 髙橋美姉
前 奏
招 詞 歴代誌第一16章8、9節
会衆賛美 聖歌384 ああ御神を
会衆賛美 イエスの血潮で
主の祈り
交 読 詩篇104篇24~30節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 ヨハネの福音書3章1~16節
説 教 天国からの説教より『二つの誕生日』
田中 英 師
会衆賛美 聖歌475 わが生涯は
献 金
頌 栄 聖歌376 父御子御霊の
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽