2026年1月4日 巻頭言

ルカの福音書2章8,9節

 先週日曜日の礼拝説教で、林伝道師が「クリスマスは点ではなく線」と仰ったのが印象的でした。12月25日クリスマスを越えると、クリスマスは終わったと思いがちですが、教会暦では1月5日までの期間は降誕節です。教会の伝統では1月6日公現日(エピファニー)まではクリスマスの装飾を飾ります。
 そんなわけで、今朝は、クリスマスを覚えつつ、新しい年への歩み出しとして、ルカの福音書2章から羊飼いたちの姿を通してみことばを味わいましょう。
 救い主誕生の第一報が聞かされたのは羊飼いたちでした。
 ベツレヘムの近郊に「ミグダル・エデル」という場所があります。「羊の群れの塔」という意味で、聖書の初出は創世記 35章です。古くから羊を世話する場所として知られていました。イエス様の時代には、神殿でささげる特別な羊を育てる場所だったそうです。そのことから、一説では、御使いの知らせを受けた羊飼いとは、ミグダル・エデルの羊飼いたちだったのではないかといわれます。
 当時の羊飼いは、社会的には身分が低く、羊という生き物を飼育するという仕事柄、安息日を守ることができないということで社会的な差別を受けていました。その反面、イスラエルの人々にとって羊はなくてはならない動物であり、神殿では神へのささげものとして用いられました。羊を育てる羊飼いも、なくてはならない存在だったのです。
 人々から顧みられることがない立場でありながらも、彼らは野宿で夜番をするなど重荷を負って務めに忠実でした。神殿でささげられる礼拝のために尽くしたのです。そんな彼らに救い主誕生が一番に告げられました。
 主は、地道に、ひたむきに生きている人を無視なさらないということです。イスラエルの王となったダビデも、大人たちの目に留まらず、陰に隠れて羊飼いの務めに忠実であった時、しかし神は彼に目を留めて王として召されました。隠れて仕える人を主は喜んで用いてくださいます。

主任牧師 荻野泰弘

2026年1月4日 聖日礼拝 式次第


小礼拝  9時  荻野牧師
聖日礼拝 11時  武山兄  髙橋姉

 前  奏
 招  詞 ハバクク書2章20節
 会衆賛美 聖歌40 聖なるかな
 会衆賛美 御手の中で
 主の祈り
 交  読 詩篇100篇1~5節
 礼拝祈祷
 使徒信条
 聖書朗読 ルカの福音書2章1~20節
 説  教 仕える人  荻野泰弘牧師
 聖  餐 (小礼拝は礼拝後)
 会衆賛美 聖歌620 新しき地に
 献  金
 頌  栄 聖歌376 父御子御霊の
 祝  祷
 報告
 感謝祈祷  奏楽