2020年4月26日 巻頭言
「あなたがたの信仰が大いに成長し、あなたがたすべての間で、一人ひとりの互いに対する愛が増し加わっているからです。」
テサロニケ人への手紙第二 1章3節
身体の成長は、目に見えて認識できるものですが、心の成長、信仰の成長、愛が増し加わっていることは、何をもって認識できるのでしょう。
まず、信仰については、問題や課題にぶつかった時、希望を捨てずあきらめないかどうかによって分かります。私たちは問題にぶつかった時、あきらめてしまうこともありますが、以前より神に期待して祈るようになっているのではないでしょうか。それは、自分の努力で信仰を保っているというより、主が信仰を育ててくださっているのです。
愛についてはどうでしょうか。人が愛されていると感じるのは、受容された時です。しかし、聖書の愛は単なる同情ではなく、もっと本質的なものです。キリストの体である私たちの間に愛が増し加わっているとは、まず、教会の中でさばき合うことがなくなることです。これは、体が機能するための最低条件なのです。
テサロニケ教会の人々は、パウロから手紙をもらいながらも、同じような課題で第二の手紙で指導を受けなければならないような成長でしかありませんでした。しかし、彼らはこの手紙によって、個人が取り扱われ、互いの愛が増し加わっていることを確認させてもらっています。さらに、主の再臨のときには、聖霊の潔めによって、滅ぼされる者ではなく「主に愛されている兄弟たち」とされること、彼らに自信がなくても、パウロはそう確信しているのです(2章13節)。その上、「私たちのために祈ってください」(3章1節)とまで言い、テサロニケの人々の信仰が実際に目に見えていて、成長し続けると確信し(3章4節)期待しているのです。
主任牧師 石田敏則
4月26日 礼拝順序
4月26日 聖日礼拝 順序
前 奏
招 詞 イザヤ書45章22節
「地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神だ。ほかにはいない。」アーメン
会衆賛美 聖歌33
会衆賛美 御手の中で(別紙参照)
主の祈り
交 読 詩篇 31篇1~10節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 テサロニケ人への手紙第二
1章1~5節
説 教 目に見える成長
石田敏則牧師
会衆賛美 聖歌626
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
感謝祈祷 奏楽