2020年5月24日 巻頭言
「今日、もし御声を聞くなら、あなたがたの心を頑なにしてはならない。荒野での試みの日に神に逆らったときのように。」
ヘブル人への手紙 3章7・8節節
民数記13,14章は、神の民イスラエルにとって、劇的なカデシュ・バルネアの出来事が記されています。カデシュは約束の地カナンまであと数日という地点でした。
12人の偵察隊の報告は二つに分かれます。カナンの地には強そうな先住民族がいるけれど、主がともにいてくださるのだから勇気をもって上って行こうというカレブとヨシュア。一方、相手が強すぎる、とても勝ち目はないから攻め上って行くことはできない、という10人の報告でした。
ここでの民の不信仰な決断が、彼らのその後の人生を大きく変えてしまったのです。結果的には、カナンの地に入ることはできず、40年近くも荒野をさ迷うことになってしまうのです。
この出来事は私たちに何を教えてくれるのでしょう。
第一に神の民の群れとして、この出来事をどう受けとめるかです。出エジプトの民の中には物事を霊的によく考えて自覚する人もいれば、あまり考えないで多いほうに流されるといった人たちもいたでしょう。だからこそ、群れとしてこの問題をとらえる時、物事を考えて行動する人々の選択・決断は、慎重になされなければならないのです。
第二に個人として、この出来事を受けとめるとき、クリスチャンは神の救いのご計画全体をとらえなければならないということです。神は、神のいない、救いのない惨めな状態から私たちを救い出してくださいました。しかし、救いのご計画はそれだけでなく、乳と蜜の流れる地という、豊かで祝福に満ちたクリスチャンライフを与えておられるのです。
第三に神は、ご自分の約束を必ず守る方です。心をかたくなにすることなく主に信頼する信仰が必要なのです。
主任牧師 石田敏則
5月24日 礼拝順序
司会 林修養生 奏楽 荻野し兄
前 奏
招 詞 マタイ11章28節
「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」アーメン
会衆賛美 聖歌201
会衆賛美 御手の中で
主の祈り
交 読 詩篇40篇1~9節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 民数記13章1,2節 25~31節
説 教 大切な決断
石田敏則牧師
会衆賛美 聖歌414
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
感謝祈祷 奏楽