2021年1月3日 巻頭言
「聞け、イスラエルよ。主は私たちの神。主は唯一である。」
申命記 6章4節
申命記は、イスラエルの民が約束の地に入る前に、神の命令・律法をもう一度確認された書です。神の民になる・・・言い換えればクリスチャンになることは、何と堅苦しく、束縛される生き方だろうと思うかもしれません。しかし、神の律法を守ることは「幸せになるためだ」と記されていることに心を留めてください。そして、その秘訣は、まず「聞くこと」から始まります。自然に聞こえてくるのではなく、意識して聴くことです。聴くためには心を話し手に向ける姿勢が大切なのです。
第二に、主がどのようなお方かを教えていただくことです。聖書が示す、唯一の神を知りなさいということです。イスラエルの民はエジプトの地でも偶像を礼拝し、多くの神々に仕えていました。ですから、主だけが唯一の神であり、それ以外のものを神として拝んだり仕えてはならないと命じられているのです。神と私たちの関係は、神に自分の願い事を言うだけではなく、その神に私たちが聞き従う関係なのです。
第三は、幸せ、繁栄は神から与えられたものであるということを忘れないことです。私たちは、神の愛によって今の自分があることを覚え、神が私のためにしてくださった一つ一つのことを受け止め、神を愛する者として日々、感謝をもって歩みたいものです。
イスラエルの民は神の子として「あなたの神、主を愛しなさい」と教えられています。私たちの信仰も、神への愛の応答が具体的になされることが大切です。主を愛し、隣人を愛する信仰の歩みは、他者へと伝えられていくことです。そのためにはまず、自分身が日々、神のことばをしっかりと心に刻み、偶像に取り囲まれている環境の中で唯一の神を信じる信仰の旗印を鮮明にする生き方をすることです。
主任牧師 石田敏則
1月3日 礼拝順序
第一礼拝 9時 荻野牧師 奏楽:荻野(し)兄
第二礼拝 11時 林修養生 奏楽:美名子姉
前 奏
招 詞 イザヤ書43章19節
会衆賛美 聖歌459
会衆賛美 大いなる方に
主の祈り
交 読 詩篇81篇1~10節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 申命記6章1~9節
説 教 幸せを得るために
石田敏則牧師
会衆賛美 聖歌519
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
報 告
感謝祈祷 奏楽