2024年1月14日  巻頭言

わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。わたしは、世が与えるものと同じようには与えません。あなたがたは心を騒がせてはなりません。ひるんではなりません。

ヨハネの福音書 14章27節

 私たちは平穏な日々を送ることを願いながら生きています。しかし私たちの生きる現実は毎日が平穏な日々というわけではありません。元日に起こった地震をはじめ、私たちは困難や課題に直面しながら生きていかなければなりません。そのような時、私たちは恐れや不安を抱き心が騒ぎます。
 この現実を歩む私たちに対してイエス様は「わたしの平安を与えます」と約束してくださっています。その平安とは一体どのようなものなのでしょうか?
 それはイエス様の十字架によって私たちの罪が赦され、イエス様の復活によって私たちに永遠のいのちが与えられているという平安です。すべての不安や恐れは「死」へとつながっていると言われます。その不安や恐れの源である「死」に対してイエス様は十字架と復活によって解決を与えてくださったのです。ここにイエス様の与えてくださる平安があるのです。
 この平安は周りの状況に左右されるものではありません。イエス様が私たちのために十字架にかかってくださった事実、復活してくださった事実は変わりません。私たちは周りの状況によって不安や恐れを抱きます。信仰を持っているからといって自動的に不安や恐れがなくなるわけではありません。むしろ信仰とはその感情を認め、イエス様の与えて下さった十字架と復活の事実に留まることです。そのために私たちはイエス様の与えて下さった十字架と復活の恵みを、御言葉を通して思い起こし続ける必要があるのです。その営みは自分の力だけではできません。聖霊様に助けていただきながら、御言葉によってイエス様の十字架と復活の恵みを思い起こす時にイエス様の平安が与えられるのです。
 イエス様は「立ちなさい。さあ、ここから行くのです」と私たちを遣わされます。恐れや不安は絶えないでしょう。しかしその現実にイエス様は共にいてくださって、平安を与えてくださいます。私たちはそのイエス様に留まり続けながら遣わされていきましょう。

 修養生 林眞光 

2024年1月14日 聖日礼拝式次第

第1礼拝 9時 荻野と兄 荻野し兄
第2礼拝 11時 武山 兄  榊原姉

前  奏
招  詞 ハバクク書2章20節
会衆賛美 聖歌494
会衆賛美 御手の中で(歌詞は裏面)
主の祈り
交  読 詩篇62篇1~12節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 ヨハネの福音書 14章25~31節
説  教 イエス様の与える平安
             林眞光 修養生
会衆賛美 聖歌294
献  金
頌  栄 聖歌376
祝福の祈り
報告
  感謝祈祷  奏楽