2025年11月23日 巻頭言

 来週から教会はアドベント(待降節)に入ります。アドベントはラテン語で「来臨」を意味し、クリスマス前の4つの日曜日を含む期間を指します。古来よりキリスト者はこの期間に祈りながら心を整えます。旧約時代に信仰者たちが救い主の到来を待ち望んだ姿を思い起こしながら、感謝と悔い改めをもって自らの霊と心と生活を振り返り信仰を新たにしたのです。ですから、典礼色としては悔い改めを示す紫が用いられます。
 さて、神の子でありながら一人の人としてこの世界に来られた(来臨された)イエス様にとって、この世界を生きることは危険の連続でした。赤ん坊は一人では何もできません。イエス様も例外ではありません。マタイの福音書にはヘロデ王がイエス様の命を狙ったことが書かれています。イエス様はその危険においても自らの一切をヨセフとマリア、そして神の導きの御手に委ね、弱い一人の赤ん坊として過ごされました。
 「飼い葉桶」に寝かされたとは、イエス様がこの世界の痛みや苦しみを背負い、私たちと同じになられたことを示します。イエス様が寝かされた飼い葉桶は岩で造られていました。岩、それは冷たくてゴツゴツとしています。罪の世界の冷たさ、薄情な人々の心を表します。「宿屋には彼らのいる場所がなかった」のです。
 私たちは時に、苦難や試練に遭遇すると、自分の力ではどうすることもできずに落胆したり、人の助けを得られず孤独を感じたり、孤立してみじめな気持ちになったり、将来を悲観してつらくなったり…ということがあります。
 けれども思い出してください。飼い葉桶に寝かされたイエス様は、そんな私たちの気持ちを理解してくださいます。アドベントという言葉は、アドベンチャー(冒険)という言葉に繋がります。イエス様がこの世に来臨したのは、神の子が罪の世を旅する冒険でした。私たちの人生も冒険です。うれしいことや驚くような喜び、すばらしい出会いもあれば、思う通りにならない出来事もあって、葛藤を抱えながら過ごします。そんな私たちにイエス様は心を寄せてくださり、共に苦しんでくださいます。飼い葉桶に生まれた主は私たちの人生の旅に寄り添っているのです。

牧師 荻野泰弘

2025年11月23日 聖日礼拝式次第


小礼拝  9時  荻野牧師
聖日礼拝 11時  中西と兄 榊原姉


前  奏
招  詞 イザヤ書43章1節
「恐れるな。わたしがあなたを贖ったからだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたは、わたしのもの。」アーメン
会衆賛美 聖歌201 罪とがを赦され
主の祈り 口語訳
交  読 詩篇27篇1~6節
礼拝祈祷
使徒信条 口語訳
会衆賛美 御名を掲げて
特別賛美(聖日礼拝)ホザナ会
会衆賛美 You ara my All in all
聖書朗読 ルカの福音書2章1~12節
説  教 キリストの冒険 荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌392 神はひとり子を
献  金
頌  栄 聖歌376 父御子御霊の
祝  祷
 報告
 後奏 感謝祈祷