2020年11月1日 巻頭言

「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国々への預言者と定めていた。」

エレミヤ書 1章5節

 エレミヤが働いたのは、イスラエルがバビロンに滅ぼされ、民が捕虜として連れ去られるもっとも悲惨な時期でした。エレミヤの語るメッセージは民に受け入れられず、かえって売国奴と罵られました。その結果イスラエルの民は神の裁きを受け母国は滅び、彼はその現実を目撃しなければならなりませんでした。これが、彼が「涙の預言者」と言われた理由でしょう。
 エレミヤは預言者としての神の召命を受けたとき、私はまだ若くて、自信がないとその招きを否定します。しかし神は「まだ、若くて」と言ってそれを退けてはならないと命じられました。なぜなら、神はエレミヤのすべてを知っておられる方だからです。
 同様に、私たちも偶然に生まれた者ではなく、神によっていのちが与えられた者です。神は私たちが生まれる前から私たちを「知り」「聖別し」主の働きに「定めて」おられたのです。神は、あなた以上にあなたの事を知っておられ、その上であなたを召していてくださるのです。
 また「彼らの顔を恐れるな。わたしがあなたとともにいて、あなたを救い出すからだ」との約束も繰り返し与えられています。煮え立った釜は危険なものです。それが北からイスラエルに向かって傾いてくる。 この幻は、北方の大国の侵入によって、イスラエルの罪の裁きが執行されるという意味です。「わざわいが北から、全住民の上に降りかかる」と、主は語ることを教えてくださり、それに権威を伴わせてくださるのです。
しかしそこには、神の臨在と同行が繰り返し約束されているのです。

主任牧師 石田敏則

11月1日 聖日礼拝 順序

第一礼拝  9時 荻野牧師 奏楽:荻野し兄
第二礼拝 11時 菊地兄  奏楽:美名子姉

前  奏
招  詞 イザヤ書45章22節
「地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神だ。ほかにはいない。」
アーメン
会衆賛美 聖歌789
会衆賛美 大いなる方に
主の祈り
交  読 詩篇95篇1~8節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 エレミヤ書1章1~8節
説  教 あなたの全てを知る方に
          石田敏則牧師
会衆賛美 聖歌628
献  金
頌  栄 聖歌376
祝  祷
報告
感謝祈祷  奏楽