2021年3月21日 巻頭言

イエスはそこを去って郷里に行かれた。・・・イエスは彼らの不信仰に驚かれた。

1節~6節

さて、イエスの名が知れ渡ったので、ヘロデ王の耳にも入った。

14節

イエスは舟から上がって、大勢の群衆をご覧になった。

34節

しかし、イエスが湖の上を歩いておられるのを見た弟子たちは、幽霊だと思い、叫び声をあげた。

49節

マルコの福音書 6章 1、14、34、49節

 主イエスの周りにはいつも多くの人たちが集まっていました。本日は6章から、どのような人たちが主イエスの周りに居たのか、その人たちの主イエスに対する姿勢を取り上げ、自らの立場を省みたいと思います。
 まずは「郷里の人々」です。彼らは、主イエスの出生から、少年時代・大工として過ごされていたことを知っている人たちです。それゆえ公生涯を始められてからの多くの奇跡、評判を聞いていながら「この人・マリアの子」としか見ていません。「ヘロデ王」は、ふたごごろをもつ人間の典型として登場します。バプテスマのヨハネに対しても主イエスに対しても、正しい人だと思い、話を聞きたとは思うけれど、自分の生き方を変えなければならないのなら、距離を置く立場を取る人です。「群衆」には、いろいろなタイプの人たちがいました。興味本位の人・実際の援助だけを求めている人・・・いわゆる一般大衆。主の目には、いずれも「羊飼いのいない羊」のようなあわれみの対象でした。そして「弟子たち」。彼らは、主が望んで選ばれ、そばで訓練を受けた人たちでした。何度も失敗を繰り返し、十字架刑の前にはとんでもない失敗をしてしまう者たちでした。私たちは今、どの立場に近いでしょうか。主イエスは、私たちがどの立場に立っていようと、それを承知の上で、既に代価を払い、寄り添ってくださるお方です。安らいで日々を過ごしましょう。

協力牧師  石田いつ子

3月21日 礼拝順序

第一礼拝  9時 司会:荻野牧師   奏楽:荻野(し)兄
第二礼拝 11時 司会:戸梶 姉  奏楽:美名子 姉

前  奏
招  詞 イザヤ書43章1節
会衆賛美 聖歌36
会衆賛美 御手の中で
主の祈り
交  読 詩篇145篇1~13節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 マルコの福音書 6章1~16節
説  教 イエスの周りの人々
          石田いつ子牧師
会衆賛美 聖歌436
献  金
頌  栄 聖歌376
祝  祷
報告
感謝祈祷  奏楽