2021年9月12日 巻頭言
皆の益となるために、一人ひとりに御霊の現れが与えられているのです。
コリント人への手紙第一 12章7節
「教会を建て上げる」という事は私たちクリスチャンにとって大切な要素の一つです。今日は教会を建て上げる中で大切なことを三つ分かち合いたいと思います。
まず一つ目は私たち一人ひとりに賜物が与えられているという事です。聖書には賜物は同じ聖霊様がそれぞれに与えて下さると語っています(4)。その種類は違いますが、同じ聖霊様が私たちに賜物を与えて下さっているのです。ここで強調されているのは、賜物は神様が与えて下さるものだという事です。自分の努力や才能ではなく、神様から与えられているという事を覚えたいのです。
またその賜物は共同体の益になるために与えられています(7)。それぞれの賜物を通して、私たち一人ひとりが共同体である教会を建て上げる者になっていくのです。
二つ目の事は弱いものを配慮するという事です。私たちの陥ってしまいがちな思いは「私はこんなに頑張っているのに、あの人はなぜ」という思いです。奉仕を頑張っている人、教会に熱心に仕えている人ほどこの思いを持つかもしれません。しかしパウロは「弱い人を配慮しなさい」と繰り返し語っています。その根拠は神様の前にはすべての人が弱さを持っている存在だからです。その弱さを通して私たちは神様を知り、イエス様の恵みをいただく事が出来ます。そのことを自覚する時に私たちは上からではなく、弱さを持っている人に隣から寄り添い配慮することが出来るのです。
最後の大切な事、それは教会を成長させてくださるのは神様だという事です。教会も罪ある人間の集まりです。全て完璧にいくわけではありません。しかし神様が最終的に補ってくださって成長させてくださいます。そのことを信じ私たちはイエス様を土台とし、自分自身を点検し続けることが大切なのです。
私たちは共に教会を建て上げる者として、教会に遣わされています。そのことを覚えそれぞれの賜物を用いて、共に教会を建て上げる者になりましょう。
修養生 林 眞光
9月12日 礼拝順序
第1礼拝 9時 司会:荻野 牧師 奏楽:荻野し 兄
第2礼拝 11時 司会:穂谷 牧師 奏楽:榊原 姉
前 奏
招 詞 イザヤ書43章1節
会衆賛美 聖歌504(1,2節)
会衆賛美 私たちは御国の世継ぎ (1回)
主の祈り
交 読 詩篇65篇1~13節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 コリント人への手紙第一 12章1~12節
説 教 共に教会を建て上げる
林 眞光 修養生
会衆賛美 聖歌160(1,2節)
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽