彼らに言われた。「わたしの家は祈りの家でなければならない」と書いてある。
それなのに、おまえたちはそれを「強盗の巣」にした。

ルカの福音書　19章46節

　最近、私はヨハネの黙示録に関するある註解書を読んでいます。その中で７つの教会に対して神様からのメッセージが語られますが、最後の７番目のラオデキア教会はなんとキリストを追い出してしまった教会でした。主イエスは悔い改めの勧告と共に、教会の外側で戸をたたく姿が描写されています。ラオデキア教会の時代は終末の教会時代とも考えられていますが、これからの時代、その特徴がもっと顕著に現れることでしょう。
　今日のルカの福音書19章41節から48節まで主イエス一行がエルサレムの街に近づき、その神殿をご覧になった出来事が書かれています。当時の神殿はヘロデ神殿とも呼ばれ、時のヘロデ大王がユダヤ人の歓心を得るために大増強工事しました。宗教施設としては荘厳で立派な建造物です。でも、そこには神様はいませんでした。
　当時、神殿詣でをする人々のためにという理由で、神殿専用の貨幣を扱う両替人や生け贄の動物を売っていた商売人がいました。しかし彼らが営業していたのは「異邦人の庭」の場所でした。この場所は外国人でユダヤ教に入信した者が礼拝を捧げる場所でした。宗教的弱者を踏みにじり営利活動をしていることに主イエスは怒られ、宮清めをされたのでした。
　神殿にいた祭司長たちや律法学者たちは腹を立て、主イエスを謀殺することを考えますが、どうしたら良いか分かりませんでした。それは群衆が主イエスの話に熱中していたからでした。
　クリスチャンは、主イエスの復活を記念して、日曜日に集い礼拝を持つようになりました。キリストの教会が「祈りの家」として開かれ続けますように、心から願います。

担任牧師　穂谷 弘二

2022年8月28日　　聖日礼拝 式次第

第１礼拝 9時　　穂谷牧師　　荻野し兄
第２礼拝 11時　（録画放送）

招　　詞　マタイ11章28節
会衆賛美　聖歌４５９（１～３節）
会衆賛美　大いなる方に（１回）
主の祈り
交　　読　イザヤ書56章１～７節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読　ルカの福音書　19章41～48節
説　　教　エルサレムにて
　　　　　　　　　　　穂谷弘二牧師
会衆賛美　聖歌１９８（１～３節）
献　　金
頌　　栄　聖歌３７６
祝　　祷
報告
後　　奏　感謝祈祷