2023年8月20日  巻頭言

ところがイエスは、船尾で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生。私たちが死んでも、かまわないのですか」と言った。イエスは起き上がって風を叱りつけ、湖に「黙れ、静まれ」と言われた。すると風はやみ、すっかり凪になった。イエスは彼らに言われた。「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」 

マルコの福音書 4章38~40節

 先日は4年ぶりにホザナキャンプを実施して、いよいよ今週は霊修会、そして小学科キャンプへと続きます。シオンの夏が帰ってきたことをとてもうれしく思います。
 昔のシオン中高生キャンプは河口湖で開催していたため、毎年必ず半日使って富士急ハイランドへ遊びにいきました。
 昔から絶叫系が売りの富士急ハイランドは、ジェットコースターが好きな人たちは大喜びでしたが、高い所が苦手な私には苦痛以外の何物でもありませんでした。けれども、スタッフになってからはそうも言っていられずメンバーのお供で乗ることになり、そうすると段々とコツを覚えて恐怖心よりも爽快感が勝るようになりました。
 よく言われることですが、ジェットコースターは怖いからといって握り棒などにつかまって力むと余計につらくなります。 シートベルトに体を預けて力を抜くと楽になり、風も気持ちよく感じられます。
 私たちの人生はジェットコースターのようで、試練や困難に出遭っては揺さぶられ、時にはドーンと落とされるような経験をすることもあります。ジェットコースターは所詮は敷かれたレールを走るので、先が見えますし、大きな危険はありません。しかし、人生というジェットコースターは行く先も落ち着きどころも分かりません。まさに一寸先は闇です。だから恐ろしくて、不安に支配されてしまいます。
 けれども、私たちにはその試練や困難を超越してすべてをご支配しておられる方が共にいます。イエス様は嵐に遭ったときに船が最も揺れる船尾で眠っていました。 この御方には、人がうろたえる状況も大きな問題ではないということです。むしろ、そこに嵐を鎮める力を現しました。
 私たちは様々な困難に遭います。けれども、このイエス様が共にいてくださいます。この御方に委ねましょう。

 主任牧師 荻野 泰弘

2023年8月20日 聖日礼拝(プレイズサンデー) 式次第

※第1礼拝と第2礼拝で賛美順序が異なります

第1礼拝 9時  山口光兄 荻野し兄
第2礼拝 11時 荻野牧師 髙橋美姉

招  詞 ゼカリヤ書2章13節
会衆賛美 聖歌494
 【第1礼拝】会衆賛美 主はぶどうの木
主の祈り
交  読 詩篇46篇1~11節
礼拝祈祷
使徒信条
【第2礼拝】会衆賛美 花も
【第2礼拝】会衆賛美 主はぶどうの木
聖書朗読 マルコの福音書 4章35~41節
説  教 嵐の中で共にいるイエス様
           荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌489
献  金
頌  栄 聖歌376
祝  祷
 報告
 後奏 感謝祈祷