2024年12月8日 アドベント第二聖日 巻頭言
アドベント第二聖日
初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
ヨハネの福音書 1章1節
この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。
光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。
ヨハネの福音書 1章4,5節
最近1冊の本を読んでいます。
「キリストの生まれるところ~アドヴェントとクリスマスのメッセージ」(越川弘英著 キリスト新聞社 2004年)。
20ほどのクリスマスメッセージが収められています。初版からしばらく経ちますが、心に響くメッセージばかりです。
この本の中で著者の越川師は次のように語ります。
聖書のクリスマスの場面は夜を舞台にしたものが多くある、と。ヨセフへの御告げは夜の夢の中。羊飼いたちは野宿で夜番をしたときに救い主誕生を聞き、東の国の博士たちは夜空に輝く星に導かれてキリストにたどり着きました。
福音書の記者たちはあえて「夜」という時間に起きたエピソードを選んで記録したのだろう。それは、イエス・キリストが闇の世界に来られたまことの光であることを告げるためである、と。
私たちが生きる世界には多くの闇があります。私たちの人生も闇に覆われることがあります。だから人は光を求めます。
人はそれぞれに頼りとする光を持ちます。問題は、それぞれが掲げる光が人生の最後まで頼りになるかどうかです。
聖書は、イエス・キリストこそ「すべての人を照らすそのまことの光」であると告げます(9)。この「光」はどんな闇にも打ち消されない「光」だというのです(5)。そして「この光」を受け取る時、その人には「神のいのち」(4)が流れ込むのです。
私たちはキリストが示した「光」と「いのち」を「神のことば」(1)によって体験できます。「神のことば」つまり「聖書のみことば」は、単なる教訓ではありません。神はことばで世界を造りました(3)。そのことばで私たちを力づけるのです。
古来、言葉には人を動かし、状況を変える力があると人間は考えてきました。まして、神のことばには人を変える力があるのです。みことばを受け取りましょう。
主任牧師 荻野 泰弘
2024年12月8日 アドベント第二聖日 礼拝式次第
(プレイズサンデー)
第1礼拝 9時 荻野牧師 荻野し兄
第2礼拝 11時 荻野牧師 榊原 姉
前 奏
招 詞 ゼカリヤ書2章10節
会衆賛美 新聖歌70 朝日は昇りて
主の祈り 口語訳(週報4面)
交 読 詩篇67篇1~7節
礼拝祈祷
使徒信条 口語訳(週報4面)
会衆賛美 Christmas is a time to love
会衆賛美 大いなる方に
聖書朗読 ヨハネの福音書 1章1~14節
説 教 闇に打ち勝つ光
荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌151 たえなる命の
献 金
頌 栄 聖歌376 父御子御霊の
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽