2025年1月19日 巻頭言
こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて、自分の前に置かれている競争を、忍耐をもって走り続けようではありませんか。
信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。この方は、ご自分の前に置かれた喜びのために、辱めをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されたのです。
へブル人への手紙 12章1,2節
早いもので、新年もすでに半月が過ぎました。クリスマスはもちろん、正月もずいぶん前のような気がします。再び動き出した日常生活を主と共に進んで参りたいと思います。
さて、正月といえば箱根駅伝という方も少なくないでしょう。今年もミッション系の大学が優勝してクリスチャンとしてはうれしいかぎりです。順位争いも見ごたえがありました。シード権を争う10位の攻防はドキドキハラハラしました。下位では制限時間内でタスキを繋ぐことが出来ず、無念の繰り上げスタートがありました。
ただ走る、といえばそれまでですが、その姿に感動するのは、学生たちの一生懸命な姿によるのでしょう。
キリスト者も信仰という道のりを走り抜くことが期待されています(1)。箱根駅伝に山坂の上り下りがあり、強い陽射しを受け、吹き付ける海風にさらされるなどして体力の戦いがあるように、私たちの信仰の道・人生という道にも行く手を阻み、心をくじこうとする様々な困難・ハプニングがあります。
困難に負けずに走り抜くためにはいくつかのことが必要です。一つは、重荷やまとわりつく罪を捨てることです(1)。罪とは神に反する思いです。罪を捨てるとは、神に信頼することです。私たちは自分の力で罪を克服することはできません。揺れる心を認め、自分の弱さを認めて、神の憐れみを求めるとき、神の命が注がれ、神の助けも現されます。
心が揺れることが悪ではありません。世にある限りは苦しむことから逃れることもできません。主に頼りそこをくぐり抜けることで人は鍛えられて成長します(11)。主が私たちのために十字架という苦難を忍び、栄光を受けられたことを見つめて励みましょう。
私たちは一人ではありません。天の聖徒たちが、そして今、共にこの道を走る兄弟姉妹がいます(1)。礼拝で告白する使徒信条の一節「聖なる公同の教会、聖徒の交わり」です。主イエスに視線を集中し、支えてくれる人に感謝してこの道を走り続けましょう。
主任牧師 荻野 泰弘
2025年1月19日 礼拝式次第
プレイズサンデー
第1礼拝 9時 荻野牧師 荻野し兄
第2礼拝 11時 荻野牧師 髙橋美姉
前 奏
招 詞 ハバクク書2章20節
会衆賛美 聖歌35 ふし拝め国たみよ
主の祈り 口語訳(週報4面参照)
交 読 詩篇121篇1~8節
礼拝祈祷
使徒信条 口語訳(週報4面参照)
会衆賛美 All in All
会衆賛美 主はぶどうの木
聖書朗読 へブル人への手紙 12章1~11節
説 教 忍耐をもって走る
荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌514 主と主の言葉に
献 金
頌 栄 聖歌376 父御子御霊の
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽