2025年3月16日 巻頭言
「ここに集まっているすべての者も、剣や槍がなくても、主が救いをもたらすことを知るだろう。この戦いは主の戦いだ。主は、おまえたちをわれわれの手に渡される。」
サムエル記第一 17章47節
私はゲームをするのが趣味で、特にRPGというジャンルの「ドラゴンクエスト」という作品が大好きです。この作品はたくさんのシリーズが出ていて、どのシリーズにも共通しているのが、世界を脅かす「魔王」を倒すために勇者とその仲間たちが旅に出ていくという物語です。
今日お開きした聖書箇所には、イスラエルにとって魔王のような存在が登場します。それがペリシテ人、ゴリヤテです。ペリシテ人との戦いの際に代表の戦士として現れたのがこのゴリヤテで、背は3m近くあり、重い鎧や槍を軽々と扱う、見るからに強い戦士でした。その強大な敵を見たとき、サウル王とイスラエルの人々は恐れ、心がくじかれてしまいます。私たちも自分の想像を超えるような強大な敵、困難な状況に陥るときに恐れを抱き、心がくじけてしまう事があるのではないでしょうか。その敵に立ち向かう勇気もそがれ、逃げる事しかできないという事があるかもしれません。
その様な中で立ち上がったのがダビデでした。魔王に立ち向かう勇者のように、強大な敵であるゴリヤテに立ち向かっていきます。なぜダビデはゴリヤテに立ち向かう事ができたのでしょうか?彼は8人兄弟の末っ子で、羊飼いの仕事をしていました。彼が戦場の前線に立って、戦えるような強さを持っているようには思えません。しかしダビデの中には一つの確信がありました。それは「この戦いは主の戦いだ、主が救いをもたらしてくださる」という事です。その確信があったからこそダビデは神様に信頼をし、ゴリヤテに立ち向かっていくことができたのです。
私たちも困難な状況に立ち向かう時、自分自身ではなく救い出してくださる神様に目を向け、神様に信頼を置きながら立ち向かっていきたいと思います。自分を見るとちっぽけな存在だと感じるかもしれません。必ずしもゲームに出て来る勇者のような特別な能力を持っていたり、特別な武器を持っているわけではありません。しかし神様は私たちの前に立って戦ってくださいます。神様が共にいて戦ってくださるということが、私たちの最大の武器であり防具となるのです。私たちは共にいてくださる神様に信頼を置きながら人生という旅を神様と共に歩んでいきましょう。
伝道師 林 眞光
2025年3月16日 礼拝式次第
プレイズサンデー
第1礼拝 9時 林伝道師 伴奏機
第2礼拝 11時 林伝道師 髙橋美姉
前 奏
招 詞 エレミヤ書33章2,3節
会衆賛美 御名を掲げて
主の祈り 口語訳(週報4面)
交 読 詩篇 28篇1~9節
礼拝祈祷
使徒信条 口語訳(週報4面)
会衆賛美 聖歌715 雄々しくあれ
会衆賛美 聖歌150 わがめを開きて
聖書朗読 サムエル記第一 17章31~51節
説 教 ダビデ物語② ~神様が戦ってくださる~
林眞光伝道師
会衆賛美 聖歌218 たかき岩よ
献 金
頌 栄 聖歌376 父御子御霊の
終 祷
報告
感謝祈祷 奏楽