2025年7月6日 巻頭言
ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。
マタイの福音書 28章19,20節
冒頭の聖句は、イエス様の大宣教命令として知られます。
注目したいのは「あらゆる国の人々を弟子としなさい」とのことばです。
福音書によれば、イエス様ご自身が地上の生涯でなされた宣教の対象はイスラエル人に限られていました。しかしそれは全世界への福音宣教の準備であって、イエス様の御心は人種や民族を越えてすべての人に福音が宣べ伝えられることでした。
そして、世界へ働きを展開することは、聖霊の導きと弟子たちの働きにイエス様は託されたのです。
その後、2000年間にわたってその思いは受け継がれ、イスラエルからはるか遠く離れた日本にも届き、今、私たちは救いに入れられました。それ故に私たちもまた、冒頭の聖句、イエス様の語りかけを自らのものとして受け止めたいと思います。
さて、この時代、私たちが暮らすこの街には、まさに「あらゆる国の人々」が行きかっています。島国である日本は、歴史を振り返れば、外国人が大勢行きかうということはあまりなかったでしょう。そういう意味では、この国にとってかつてない時代に私たちは生きています。
以前、私の長男が小学生だった頃と比べて、7年後に次男が小学生の頃には、外国籍の親を持つクラスメイトが格段に増えていて、地域の変化を感じたことです。同級生に外国人がいるということがほとんどなかった時代に育った私などは、今でも関わるのに少し身構えてしまいます。しかし、子どもたちは、人種や民族の違いという以前に、同じ街に住む一人の人として普通に接しています。時代と社会構造の変化を感じます。
具体的に関わりを持とうとすれば、文化的な背景の違いから容易ではないことも様々とあります。知識と知恵、胆力が必要です。
主はこの街にこの教会を建てました。この時代に主は私たちに何を期待しておられるでしょう。まずはこの時代や社会についてもっと知ることが必要です。そこから主の導かれるところを捉えたいと願います。
主任牧師 荻野 泰弘
2025年7月6日 聖日礼拝式次第(宣教礼拝)
聖日礼拝(宣教礼拝)
小礼拝9時~/聖日礼拝 11時~
前 奏
招 詞 歴代誌第一16章8,9節
会衆賛美 聖歌35 ふし拝め国たみよ
会衆賛美 イエスの血潮で
主の祈り
交 読 詩篇100篇1~5節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読
〔小礼拝〕 ローマ 5章5節
〔聖日礼拝〕マタイ 22章36~39節
説 教 永井敏夫師
〔小礼拝〕 注がれ続ける神の愛
〔聖日礼拝〕主を愛し、隣人を愛する生き方
会衆賛美
〔小礼拝〕 主は良い御方
〔聖日礼拝〕素晴らしい主を
献 金
頌 栄 聖歌376 父御子御霊の
祝 祷
報告
感謝祈祷 奏楽