2025年7月13日 巻頭言

 サウル王から命が狙われているダビデは逃亡生活に入ります。そのような中で彼にケイラの住民がペリシテ人によって攻められているという知らせが届きます。おそらくダビデはその知らせを聞いた時、迷ったでしょう。自分は今サウル王から身を守る事で精一杯。部下たちからも「今はケイラを救っている余裕はない」と進言されている。しかし同胞であるケイラの住民を見捨てるわけにはいかない。ケイラを救うかどうか選択が迫られ、迷っている中でダビデがとった行動が「主に伺う」という事でした。
 私たちは日々選択をしながら生きています。「今日は何の洋服を着て出かけよう」などの些細なことから、自分の進路や仕事の選択などの自分の人生に大きく関わる事など様々です。その選択をするとき、私たちは必ず何かを「軸」として選択します。それが自分の意志なのか、人からの助言なのか、それともダビデのように神様の言葉なのか。
 ダビデの選択の「軸」は神様が何を望まれているかという事でした。神様を信じているからこそダビデは神様に自分がどうすべきか伺い、神様の言葉を求めたのです。その伺いに対して答えられた「ペリシテ人をあなたの手に渡す」という言葉はダビデにとって、ペリシテ人の大男のゴリヤテを倒したことを思い出し、自分の前に神様が立って戦い、救い出し、導いてくださることを思い出す励ましの言葉だったでしょう。その言葉に励まされ、ダビデは神様に従い進んでいきます。
 しかしその結果は万事OKとはいきませんでした。むしろサウル王に居場所がばれ、危険な状況に陥ります。私たちも神様に伺い、神様の言葉を聴き、その言葉に従ったけれども自分の思っていた通りの結果にならない。むしろダビデのように目の前の状況が悪化する時があるかもしれません。しかし神様はサウル王からダビデを守ったように、私たちも守ってくださるお方です。神様はご自身のことばを聴き、従うという選択を取った者に対して責任を取ってくださり、最善の道へと守り導いてくださいます。そんな神様に私たちは信頼をし、神様の言葉を聴くことを大切にしながら、神様に「軸」を置く日々を歩んでいきましょう。

伝道師 林眞 光

2025年7月13日 聖日礼拝式次第


7月13日 プレイズサンデー
小礼拝  9時~ 林伝道師
聖日礼拝 11時~ 林伝道師 榊原姉

前  奏
招  詞 歴代誌第一16章8,9節
会衆賛美 聖歌495 救いをなしたもう
主の祈り 
交  読 詩篇31篇1~8節
礼拝祈祷 
使徒信条 
会衆賛美 主はぶどうの木
会衆賛美 鹿のように
聖書朗読 第一サムエル記 23章1~14節
説  教 ダビデ物語④~神様に聴く~
            林眞光伝道師
会衆賛美 聖歌632 なおもみめぐみを
献  金
頌  栄 聖歌376 父御子御霊の
祝福の祈り
 報告
 感謝祈祷  奏楽