2025年9月21日 巻頭言

 箴言には「知恵」という言葉が繰り返し登場します。1章2~6節には箴言の執筆された目的が記されていますが、大きな目的の一つとして箴言を読むものが「知恵」を知る事だと記されています。それでは箴言の語る知恵とはどのようなものであり、その知恵を得るために大切なことは何なのでしょうか?
 一つ目は「知恵を得るのは聞くことから始まる」ということです。私たちは様々な声を聞きながら生活をしています。テレビやインターネット等世の中の様々な声を聞きながら生活をします。またそのような外の声だけではなく、自分の願いや思いなどの自分自身の声も聞きながら生活をしています。多くの声を聞く中でどの声を聞き、従っていくかは私たちの人生の歩みを進める中で重要になります。神様を信じる私たちにとって「聞く」ということは、神様の言葉を聞くという事から始まります。神様の言葉を聞き、正しく世の中を見る、自分自身を捉えるということがキリスト者の知恵であり私たちの歩みを確かにするものなのです。
 二つ目は「知恵とは神様により頼むことだ」ということです。知恵と聞くと自分自身の力でどうにかするために必要なもの、というイメージを持つかもしれません。しかしキリスト者の知恵はそうではありません。むしろ自分自身の限界を認め正しい謙遜をもって神様により頼むことが真の知恵ということができるのです。
三つ目は「知恵が与えられるように御言葉に親しむ」ということです。私たちの状況は日々変わっていきます。しかし御言葉は変わらずに確かに存在し続けています。その御言葉によって私たちはイエス様の信仰による救いを受けることができるのです(第二テモテ3章15節)。日々のディボーションで語られる神様からの語りかけ、そして礼拝で語られる説教を通して御言葉に親しむものでありたいと思います。

伝道師 林眞光

2025年9月21日 聖日礼拝式次第


小礼拝  9時  林伝道師
聖日礼拝 11時  荻野と兄 髙橋美姉

前  奏
招  詞 イザヤ書 60章2節
会衆賛美 聖歌36 ながまことは大いなり
会衆賛美 大いなる方に
主の祈り 
交  読 詩篇90篇1~12節
礼拝祈祷 
使徒信条 
聖書朗読 箴言22章17~21節
説  教 キリスト者の知恵 林眞光伝道師
聖  餐 荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌518 みことばなる
献  金
頌  栄 聖歌376  父御子御霊の
祝福の祈り       林眞光伝道師
 報告
 感謝祈祷  奏楽