2020年6月21日 巻頭言
「父たちよ。自分の子どもたちを怒らせてはいけません。むしろ、主の教育と訓戒によって育てなさい。」
エペソ人への手紙 6章4節
私たちは、様々な人間関係の中で生きていますが、パウロは、イエス様が私たちを愛してくださる姿を模範として、それをあらゆる人間関係の基本にしなさいと教えています。それは、親子関係でも同じです。
6章1節の「子どもたちよ」という呼びかけは、相続上の身分を表す「息子」ではなく、文字通り子どもである状態を表す言葉です。
パウロは、モーセの十戒から、人間関係の中で第一にくる大切な戒めとして「父と母を敬え」と命じているのです。
そして、両親を敬い従うことは、結果的に豊かな人生となり、祝福につながるのだというのです。ここで言われている「従う」という言葉は、「戸を叩く音を聞いて、答える」という意味の言葉です。親は子どもに語りかけ、子はその声に耳を傾ける、ということです。子どもの最善を願い語る親の言葉は、時に耳障りなこともあるでしょう。しかし、それをよく聞いて蓄えておきなさい、というのです。
ですから、子どもたちが蓄えておくべき言葉を両親が語っていくということが大切なのです。パウロは、「子どもを怒らせてはいけません。」と語っています。つまり、優しく育てることを求めているのです。これは、妻まかせ、人任せでなく、子どもと向き合って育てなさい、ということです。そのために「主の教育と訓戒によって育てなさい」というのです。まず親自身が聖書のみことばを受け入れ神様をあがめないで、どうしてそれを子どもに要求できるでしょう。 自分自身が主の教育と訓戒によって養われることが先決なのです。私たちはお互いが主に愛されている存在であることを認め、主に対してと同じように心から仕え合っていくことが大切なのです。
主任牧師 石田敏則
6月21日 父の日礼拝 順序
前 奏
招 詞 ハバクク書 2章20節
「主は、その聖なる宮におられる。全地よ、主の御前に静まれ。」
アーメン
会衆賛美 聖歌32(2回繰り返し)
会衆賛美 大いなる方に
主の祈り
交 読 詩篇84篇1~12節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 エペソ人への手紙 6章1~4節
説 教 親子への勧め
石田敏則牧師
会衆賛美 聖歌421
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
感謝祈祷 奏楽