2022年1月1日 元旦礼拝 巻頭言
元旦礼拝
「アドナイ・イルエ、主の山には備えがある」
創世記 22章14節
2022年 明けまして おめでとうございます
この2年間、教会はコロナ禍で最大の危機の中を通っています。 そして今も先が見えない状況です。もちろん私たちの側での備えは大切です。しかし、私たちの想定をはるかに超える出来事の中、私たちが備える以前に主が備えていてくださると約束していてくださっているのです。
神はアブラハムに「ひとり子イサクを献げなさい」と命じられました。それは「あなたはイサクを偶像としてはいないか」との問いかけです。神よりも大きな愛を注ぐ対象、それは偶像なのです。アブラハムにとってイサクを献げることは大きな苦悩があったでしょう。それでも彼は、神に従う道を選びました。
アブラハムへの最終試験は、モリヤの山でイサクを献げる行為でした。アブラハムが刀を振り上げたその瞬間に、主が彼の心を受け入れ雄羊を備えられたのです。この経験を通してアブラハムは「主が備えてくださる」ことを知りました。神は私たちが本気で従おうとしているのか、それとも単なるパフォーマンスなのかを見ておられるのです。また、主は私たちの必要を見ておられる神です。その折々に必要な備えをくださるのです。
今後コロナ禍で教会はどのように変化するのか想像もつきません。しかし、その中で私たちの本質が問われると思います。たとえ先が見えなくても、アドナイ・イルエの神(唯一神、創造者、見ておられる神)が私たちの神であることを確認させていただきましょう。主の備えはすべて私たちの思いを超えた素晴らしいものです。備えて下さる神を信じ、期待をもって、新しい年を始めましょう。
シオン・キリスト教団 理事長 石田敏則
1月1日 元旦礼拝 順序
司 会 穂谷弘二
奏 楽 荻野真嗣
配 信 林 眞光
招 詞 ホセア書10章12節
「あなたがたは正義の種を蒔き、誠実の実を刈り入れ、
耕地を開拓せよ。今が主を求める時だ。」アーメン
賛 美 聖歌352 にいどしのあさ
主の祈り
交 読 詩篇65篇1~13節
礼拝祈祷 林 眞光
使徒信条
聖書朗読 創世記22章1~14節 司 会 者
説 教 「アドナイ・イルエ 主の山には備えがある」
主任牧師 荻野泰弘
賛 美 聖歌620 あたらしき地に
献 金 ◎荻野真輝 ○林 眞光
頌 栄 聖歌376 父 御子 御霊の
祝 祷
報 告 林 眞光