2019年10月27日 巻頭言

「あなた方は行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。」

マタイの福音書 28章19節

 中国奥地宣教団の創立者であるハドソン・テイラーは「大宣教命令は、選択の余地のない、従うべき命令です」と語っています。神は私たち一人一人に宣教に深く関わってほしいと願っています。私たちが宣教に参加するために、以下の6つの方法に心を留めたいと思います。

1.祈り 「神の国の働きにおいて、とりなしの祈りほど重要なものはありません。」宣教師のため、宣教地のため、そして人々の必要のため、とりなす者となりましょう。
2.学び 私たちは、この世界に対する神の御心とご計画を学ぶ必要があります。
3.動員 動員するとは人々が宣教の必要に気づき、宣教に関わるようになり、自分の与えられた宣教の役割を担っていくように働きかけることです。
4.歓迎 現在は、世界中のいろいろな場所へ人々が移動する時代になりました。日本にいる私たちの周りにも、たくさんの外国人がいます。外国に行かなくても異文化の人々を歓迎し、彼らに神の愛を示し、神の救いを語ることができるのです。
5.送り出す 使徒の時代から、出て行く人を送り出す人がいました。出て行く人は神によって心動かされ、人々のサポートを受け、励まされてきました。送り出す人々がいることにより、召命を受けた人が出て行くことができるのです。
6.出て行く 神はスーパークリスチャンを異文化宣教へ遣わされるのではありません。神は普通の人である私たちを、神の国の宣教へと出て行くように召されるのです。 ある人にとっては異文化圏へ出て行くことであり、短い期間の場合もあるでしょうし、また、生涯をかける場合もあります。神の呼び掛けに従うことなしに、宣教の働きが進んでいくことはないのです。