2023年5月14日 巻頭言
母の日記念聖日礼拝
あなたの父と母を敬え。
出エジプト記 20章12節
現代日本で記念されている「母の日」は、その起源は19世紀アメリカのクリスチャンにさかのぼります。
アンナ・ジャービスというクリスチャンの女性が、亡き母に感謝の思いを示すために記念会を催したことに始まります。
アンナの母は敬虔なクリスチャンで、長い間、教会で日曜学校の教師を務めていました。娘のアンナに対しても熱心に聖書を教え、人格教育に務めたそうです。
そんな母の死後、アンナは聖書に記された「あなたの父と母を敬え」(出エジプト記20章12節)とのみことばに導かれ、亡き母への感謝の気持ちを表すため記念会を催しました。この時、アンナは母親が好きだった花、白いカーネーションを飾ります。アンナの行為は多くの人の心を打ち、「母の日」という慣習として広まりました。そして、カーネーションがシンボルとして飾られるようになりました。アンナに倣って、母親が亡くなっている場合は白いカーネーションを、飾り、そのことから健在であるなら赤いカーネーションを飾るのが慣習となっています。
人は必ず母の胎から生まれます。現代は社会構造が変化し、母子関係・親子関係にも大きな影響が及んでいます。母への感謝が率直に言えないような複雑なケースは少なくありません。
それでも、人が成長する過程には必ず母親的な役割を果たす存在が必要です。産みの母であるか育ての親か、あるいは恩師であるか、養育者のような関わりを持ち自分を育ててくれた存在に対して感謝を現すことは私たち自身の人生を豊かにします。
感謝の心を育む機会としたいものです。
主任牧師 荻野 泰弘
2023年5月14日 聖日礼拝 式次第
第1礼拝 9時 荻野牧師 荻野し兄
第2礼拝 11時 荻野牧師 榊原姉
招 詞 マタイの福音書11章28節
会衆賛美 聖歌25
会衆賛美 大いなる方に
主の祈り
交 読 詩篇34篇1~7節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 ヨブ記16章19~21節
テモテへの手紙第一2章5節
特別賛美
説 教 イエス様は私たちの弁護者
ベアンテ・ボーマン師
会衆賛美 聖歌656
献 金
頌 栄 聖歌376
祝 祷
報告
後奏 感謝祈祷