2025年11月9日 巻頭言
その教えとは、あなたがたの以前の生活について言えば、人を欺く情欲によって腐敗していく古い人を、あなたがたが脱ぎ捨てること、また、あなたがたが霊と心において新しくされ続け、真理に基づく義と聖をもって、神にかたどり造られた新しい人を着ることでした。
エペソ人への手紙 4章22~24節
世の中は「七五三」の季節です。お寺や神社では「七五三」と大書された幟がはためき、その横を晴れ着を着たかわいらしい子どもたちが家族と歩いて行きます。そんな光景にほっこりした気持ちを抱き、幼い子どもたちがこれからどんなふうに成長し、どんな未来を歩んでいくのかと想像して笑顔にさせられます。人が成長するとは、その人にも、関わる人にも希望を感じさせてくれます。
成長するのは子どもだけの特権ではありません。誰もが持っている可能性です。
歳を重ねて衰えることばかりが目に付くと、もう成長できないと思いがちです。確かに肉体は衰えて、体力も知力も若い頃より鈍くなります。けれども、衰えるばかりでなく、変えられて成長する部分もあるものです。
聖書は私たちに成長を期待しています。
私たちはキリストを救い主と受け入れて救われた時、「古い人」(キリストを知らず罪の世界の価値観に囚われた自分)を脱ぎ捨て、「新しい人」(キリストと共に生きる聖書が示す価値観を受け入れた自分)となりました。まず覚えたいことは、キリストを信じて洗礼を受けたクリスチャンは、新しい人とされている、ということです。
ところが、クリスチャン生活を送っていると、自分の中にキリストの姿とは違う世俗的な部分があることに気づかされます。古い価値観が今も残っていて、言動や習慣が書き換わらないことにがっかりするのです。けれどもそれは、見方を変えれば、まさに成長の余地があるということです。
私たちは「新しくされ続け」ることが大切です(23)。
そのためには、聖書に触れ続けて聖書が示す価値観を知ることが必要です。また、聖霊の助けを仰ぐことが大切です。聖霊の助けなしに自分を変えることはできません。そして、あきらめずに地道に取り組み続けることです。習慣や行動を変えるには時間が必要です。変わることが鈍い自分を受け止めながら進みます。イエス様に赦されている自分を自覚し続けることが大切です。そうやって、一歩一歩進むとき、聖霊が私たちを造り変え続けてくださいます。
牧師 荻野泰弘
2025年11月9日 聖日礼拝式次第
小礼拝 9時 荻野牧師
聖日礼拝 11時 荻野牧師 榊原姉
前 奏
招 詞 イザヤ書43章1節
会衆賛美 聖歌502 迷えるとき光を
会衆賛美 主はぶどうの木
主の祈り
交 読 詩篇1篇1~6節
礼拝祈祷
使徒信条
聖書朗読 エペソ人への手紙4章17~32節
説 教 成長する信仰者 荻野泰弘牧師
会衆賛美 聖歌64 神の賜う愛
献 金
頌 栄 聖歌376 父御子御霊の
祝 祷
報告
子どもたちの祝福の祈り
感謝祈祷 奏楽