2019年6月9日 巻頭言

「私たちは、御霊によって生きているのなら、御霊によって進もうではありませんか。うぬぼれて、互いに挑み合ったり、ねたみ合ったりしないようにしましょう。」 

ガラテヤ人への手紙5章25・26節 聖書 新改訳2017

「もし私たちが聖霊の力を受けて生きているなら、すべてにわたって、その導きに従おうではありませんか。そうすれば、互いにねたみ合ったり、いがみ合ったりすることはないでしょう。」

ガラテヤ人への手紙5章25・26節 リビングバイブル

 主イエスが復活された年の五旬節の日に、弟子たちに聖霊(御霊)が降り、それ以降、ペンテコステは「聖霊降臨日」と呼ばれるようになり、今に続いています。
 唯一の神が三つ(父・御子・御霊)の人格をもっておられることを「三位一体」ということばで表します。時として、私たちは、父なる神と自分との関係、子なる神イエス・キリストと自分との関係は感謝して受けとめていても、「聖霊なる神」について深く思い巡らすことをしていないのではないでしょうか。本日は「聖霊」(新改訳では「御霊」と記されていることが多い)が、聖霊時代と言われる今、私たちとどのように関わってくださっているのかを、ガラテヤ人への手紙を通して教えられたいと願っています。
 ガラテヤの人々が、真の神を求めようともしていなかった時に、すでに御霊は彼らと関わっておられました。パウロを通して福音を受け入れた時も、信仰生活に行き詰まり元の生活に戻ろうとした時も、親心からくるパウロの厳しいことばをもって叱咤し、信仰の深み(きよめ)の体験へと導いておられます。さらに その後の歩みにおいても、御霊の満たしがあるからこそ、個人としても、群れとしても前進できるのだ・・と語ってくださっています。
 同じ御霊が、私たちに、創立八五周年を迎える教会に、関わり続けてくださっていることを覚えましょう。

協力牧師 石田いつ子